歌手の平原綾香さんが歌って超有名になった「ジュピター」ことグスタフ・ホルストの「木星」。
彼女のおかげで、この曲は日本人にとってもポピュラーなクラシックになりました。
ただ、ただね、平原さんが歌われる前から、この曲はテレビで流れていました。
それは、ハイ、日曜洋画劇場のエンディングテーマでした。
4分の3拍子のゆっくりした親しみやすい第4主題がエンディングテーマとして使用されたのです。
淀川長治さんが「サヨナラ、サヨナラ」と言って場面が変わると、
この旋律が流れるのです。
この部分のメロディ。
実は、あのレディ・ダイアナ・スペンサー元皇太子妃の葬式で流された賛美歌の旋律でしたね。
このメロディ、日本人以外にも受けているって事ですね。
メロディのドラマチックなところが訴えるのかしらん?
有名曲だけに、いろんな指揮者が指揮してますが、
自分は、
この曲を再評価させるきっかけとなったとされる、
カラヤン指揮のウイーン・フィルと、
ストコフスキー指揮でたぶんフィラデルフィア響が演奏のもの。
そしてショルティが指揮してシカゴ交響楽団の演奏したものなどを聴いてます。
楽曲の解釈はずいぶんと違いますが、
個人的には甲乙つけがたいものです。
どの辺が違うかと言えば、
第一主題から第二主題に入るところとか、第四主題の入るところのテンポが違います。
個人的には、ショルティの解釈が一番好きなんですよね。重々しい気がしないでもないですが。
その点、カラヤンはオーソドックスな気がします。
聴きなれているせいでしょうか?
音色は華やかなんですけどね。
この曲、平易なメロディなんですけど、音の動きは難解みたいです。
「木星」のほかにも、おそらくその次に有名な「火星」の「ダダダ・ダン・ダン・ダダ・ダン」という5拍子のリズム激しい繰り返しのクレッシェンドとか、
「水星」のひょうひょうとしたフワフワ浮いているようなスケルッツォとか、
全体にゆったりした「土星」の低音、
合唱が入り、消え入るように終わる海王星など。
(当時は、まだ冥王星が見つかってなかったんですね)
木星以外にも、面白い曲があると思います。
何回聴いても飽きない曲です。